文化
「義捐」(ぎえん)は明治時代につくられた和製漢語である。「義」は、国家・社会など、公のために力を尽くすの意。「捐」は、すてる、すてさるの意(棄捐令など、まさにそれである)。つまり「義捐金」は、公のためにすてる金のことである。
戦後に国語改革がなされ、「捐」は当用漢字に採用されなかった。そのため新聞・雑誌などでは、「義捐金」を「義援金」とかきかえる様になった(「援」は、たすくの意だから、「捐」の意とはまるでちがう、ただ同音でその文脈にあうだけの当用漢字である)。しかし、「義援金」では「義」と「援」の語のつながりがわるいためか、「救援金」という表記もしばしばみられる。